SSN (Social Security Number)の取得

アメリカで生活するにはSSN (Social Security Number社会保障番号)が必須です。

銀行口座開設や自動車免許取得などの手続きはSSNがないとできないので、アメリカで暮らすうえで一番最初に行うべきはSSNに取得です。

SSNは、SSA (Social Security Administration、社会保障局)に申請します。この記事では、筆者が2023年11月にNCにて実際に申請した手順に基づいて、SSNの取得方法を解説します。

 

 

1.オンライン申請する

下記のSSAのオンラインページで申請できます。「Request number for the first time」から申請できます。

The United States Social Security Administration | SSA

申請が終わると、本人確認書類をオフィスに提出するように言われます。そのまま最寄りのSSAオフィスに予約しましょう。予約は翌日以降しかできないようだったので、私は予約なしでオンライン申請日と同日にオフィスに行きました。予約なしでもそんなに待ち時間はなかったです。

 

なお、オンライン申請は2019年4月から全米に適用されたサービスで、それまではSS-5(SSNの申請書)やI-94(入国証明書)を印刷して持参しなければいけなかったようです。

 

 

2.本人確認書類をSSAオフィスに提出する

本人確認書類=パスポートを持って最寄りのSSAオフィスに行きます。オフィスの建物に入ると厳ついガードマンがいますが軽く挨拶して素通りします。入ってすぐの場所に整理券の発券機があるので、SSNの申請を選択して整理券を発券します。私は予約なしで訪問しましたが、30-40分程度の待ち時間で済みました。

自分の番号がモニターに映るので、窓口に行きます。SSN申請後本人確認書類を提出しに来た旨を伝えてパスポートを渡してコピーしてもらいます。住所を聞かれるので、職場か滞在中のホテルの住所を伝えます。私は滞在中のホテルの住所にしましたが、ホテルを引き払うことを考えると職場にしておくのが無難です。この住所にSSC (Social Security Card)が郵送されます。私は一応SS-5とI-94を印刷して持参しましたが、使いませんでした。

2週間以内にSSCが郵送されます。私は4日後に届きました。

 

なお、コロナ禍の最中は予約必須で入場制限もかかっていたらしいが2023年11月時点では全く制限はありませんでした。

 

 

3.SSNを聞きにSSAオフィスを訪問

本人確認書類提出時にSSC入手前にSSNだけ早めに教えてほしい旨を窓口の人に伝えると、24時間後に再訪すればSSNを教えるよ、と言われたので、翌日に再度SSAオフィスを訪問しました。2週間待てばSSNが記載されたSSCが手元に届きますが、私は銀行口座開設を急ぎたかったので、SSAオフィスを再訪しました。前回と同じく予約なしで行くと、窓口でSSNが記載されたA4用紙を貰います。

 

なお、この翌日訪問でのSSNだけの取得は過去にできなかった方もいるようで、州や担当者によって対応が異なるようです。本人確認書類提出時にSSNを早めに教えてくれるかどうか聞いておいたほうがいいですね。

 

 

SSCが手元に届いたら、SSNを確認後大切に保管しましょう。日本のマイナンバーカードのように持ち歩くものではないので、財布に入れずに家に保管することをお勧めします。また、SSCは送付先住所と一体になって送付され、ミシン目に沿って分割するよう書かれていますが、この送付先住所は銀行口座開設時の住所確認書類になるので、その他の住所確認書類が揃うまでは分割しないことをお勧めします。